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奥大山自然塾開校

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鳥取県江府町

5月6日(土)にエバーランド奥大山にて、奥大山自然塾が開校しました。開校式には平井伸治鳥取県知事や関係者など、およそ70人が参加しました。参加者はインストラクターと共に歩きながら、すぐそばにある水や森について学んでいました。
奥大山自然塾とは、自然豊かな奥大山を拠点にし、体感的に地球環境について学ぶプログラムです。江府町は休止中の奥大山スキー場を環境教育拠点として活用すべく、富良野自然塾の副塾長で伯耆町出身である林原博光さんの協力のもと、開校に向けて準備を進めてきました。去年とおととしは富良野自然塾からインストラクターを招きプレイベントを開催し、いよいよ今年、全国7校目の分校として奥大山自然塾を開校しました。
インストラクターを務めるのは町の職員と、地元で生き物観察ガイド等を行っている方の計6名。林原副塾長からの厳しい指導を受け、これからもさらに良いプログラムとなるよう勉強を続けていきます。

◎塾長を務める白石祐治町長が「自然や施設の有効活用を模索し、ようやくここまで来た。塾の魅力を磨き、盛り上げていきたい」とあいさつしました。

◎平井知事も出席し「自然豊かな奥大山を守りながら学んでいくのを皆さんと共に我々も応援したい」とエールを送った。

◎5人のインストラクターが順番に紹介され、会場からは大きな拍手で歓迎されていました。

◎倉本さんは、開校式にビデオメッセージを寄せ、「自然塾が目指すのは、人間にとって不可欠な森林を大事に育て、森を豊かにすることで、大山でも広めてもらいたい」とエールを送りました。

奥大山自然塾は「緑の教室」、「1mの地球」、「46億年地球の道」の三本立てで地球環境について体感的に学ぶ拠点施設です。このうち46億年地球の道は、46億年地球の歴史を460mの道に置きかえて地球の物語を学ぶプログラムです。
開校式の日は、「緑の教室」と「46億年地球の道」の二つのプログラムを体験してもらいました。「緑の教室」では、平井知事も参加され、周りの方々と同じように楽しく体験されていました。鼻をふさいで何秒息を止めてられるかという実験では、1分という最高記録を出されていました。神庭賢一インストラクターは、色々な情報をわかりやすくユーモアに説明していました。時折、笑い声などもあり、参加者は楽しそうに体験されていました。
次は、「46億年地球の道」というプログラムです。谷田孝之インストラクターが講師を務めました。
谷田インストラクターは海外に住まわれていた経験もあり、当時に呼ばれていた名前で呼んでほしいと言われ、参加者は親しみを込めて「ムッスュータニダ」と呼ぶと距離が縮まったようで、これから長い旅を一緒に歩いていきましょうと出発地点の46億年前の看板の前でユーモアたっぷりに、雑学を加えながら説明し、出発しました。
ただ460mを歩いているだけではなく、地球の生まれた姿を想像しながら進んで欲しいと言われ、参加者は隕石が追突してきたんだという想像を膨らませたり、この時期はこんなに寒かったのかと言いながら、体験していました。区切りの年代で看板が設置されており、この時代ではこういうことがあったと写真と一緒に分かりやすく説明があり、参加者は熱心に話を聞いていました。
谷田インストラクターは今日の経験が少しでも地球の環境問題への関心だったり、一人一人が意識して、エコ活動に協力的になればいいなと感じていますと、自然塾のメンバーの気持ちを代表して述べることもありました。
奥大山自然塾は「五感」で感じるプログラムとなっています。「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」「嗅覚」で自然、地球環境の大切さを体験してもらおうと考えられた環境教育プログラムです。学校や個人の方だけでなく、企業にもSDGs研修等で体験してもらえればと考えています。
地球のために私たちができることは何か…。奥大山自然塾、ぜひご参加ください。

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