監修:江府町立図書館館長 宇田川恵理
こんにちは!江府町立図書館の宇田川です。江府町立図書館の本棚にある、ちょっと気になる「こんな本」を、紹介していきたいと思います!
■『無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記』
山本文緒著(新潮社)
58歳で突然膵臓がんと診断され、余命宣告された作家山本文緒が、病の日々を綴った日記です。毎日の出来事やちょっとした思い出、自分の体調や食べたものなどを淡々と書いていることが、かえって心に刺さります。最後まで「書く」ことをやめなかった作家の凄みと、いずれ誰にでも訪れる死との向き合い方について考えた1冊でした。
町立図書館には、闘病記のコーナーもありますので、ぜひご覧ください。
◎宇田川館長「病気になっても書き続けた作者」
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