〈獣害対策アップデート〉第27回 見た目は”は”可愛いアライグマ

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日野郡鳥獣被害対策協議会
川野　風花

アライグマという動物をご存じでしょうか?この動物は、愛らしい見た目に反して気性が荒く、ペットには向いていません。アライグマを日本に広めたアニメ『あらいぐまラスカル』も、飼育が難しくなり、主人公がアライグマを森に返す、といったものでしたよね。
アニメのブームからアライグマを購入したものの、手に負えなくなり森に捨てたり、飼育施設から逃亡した個体が繁殖しました。本来日本にいない動物ですので、現在は特定外来生物として駆除対象となっています。
見た目はタヌキに似ていますが、アライグマの尻尾には縞模様があり、耳のフチとヒゲが白いといった特徴があります。
このアライグマによって引き起こされる被害は、タヌキやアナグマなど他の中型動物と同じで、家に住み着き生活被害を出したり、農作物を食い荒らしたりします。
農作物被害では、器用な前足を持つため、スイカに小さな穴を開けて中だけほじって食べるのが特徴的です。
実は、このアライグマ最近、日野郡内で捕獲されました。これから群内でアライグマを、ひょっこり見かけることになるかもしれません。そこで、アライグマとタヌキの見分け方のおさらいをしておきましょう。

◎アライグマ
・耳のフチとヒゲが白い
・尻尾が縞模様
・5本に分かれた指

◎タヌキ
※詳細は広報紙17ページのイラストをご覧ください。

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