【ほけレポ】保健レポートvol.56～”まめ”にいかいや!江府町～

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・まめ=元気という意味。
・保健師、管理栄養士、健康運動指導士が毎月、いのちと健康を守るための情報をお届けします。

県内で受診できるのは江府町だけ!
いつまでも自分の口で食べ、話せるように年に1回は「口腔がん・粘膜疾患検診」を受けましょう!
江府町では、虫歯・歯周病・口腔がん等の早期発見・早期治療等を目的に、平成15年度からこの検診を実施し延べ7000人を超えるみなさまにご受診いただきました。今回は、そんな「口腔がん・粘膜疾患検診」を特集します。

■口腔がんとは
口腔がんとは、口の中(舌・歯茎・頬の粘膜等)にできる悪性腫瘍のことです。
進行すると口が開けにくい、食事が飲み込みにくい、話しにくい等の症状が出ます。(参考：国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス」)
口腔がんの死亡率は33.6%。(国立がん研究センター2018データより)罹患数・死亡数は年々上昇しています。
江府町でも実際に、10年間で延べ約60人の方が前がん病変またはその疑いと判定されています。前がん病変が見つかった方は、定期的な経過観察や、必要に応じて手術での切除等で、口腔がんへ移行しないように管理します。

■検診を受けた人の半分は「要治療」判定
◯検診結果の内訳
令和1年度～令和5年度

この検診を受けた人の半分は「要治療」判定が出ます。その内容は、歯周病・虫歯が多く、入れ歯の調整を勧められる場合もあります。

◆江尾診療所歯科医師からのメッセージ
みなさん、定期受診はされていますか。普段の受診では口腔がんのみに着目しているわけではありません。半年に1回の定期受診に加えて、年1回は、医大の口腔外科専門医による「口腔がん・粘膜疾患検診」で必ず綿密なチェックを受けてください。
江尾診療所　歯科口腔外科　菅野磨以子医師

お問い合わせ・ご相談：江府町総合健康福祉センター
【電話】0859-75-6111