日野郡鳥獣被害対策協議会
川野 風花
暖冬でドカ雪に注意!なんて言われていましたが、いつもより雪が少なく、拍子抜けでしたね。雪によるワイヤーメッシュの破損も少ないかもしれませんが、早め早めの点検をオススメします。と言いますのも、実は冬の間に農地周辺がイノシシによって荒らされているという相談が多かったのです。
イノシシは記憶力が良く、冬の間に突破口を覚えると、春以降農作物がある時期にも突破口から農地に入り込み荒らす可能性があります。
ワイヤーメッシュ柵の点検ポイントは
(1)結束が外れていないか
(2)柵が浮いていない
(3)柵が変形していないか
の3点です。
特に、イノシシはほぼ地際から突破を試みます。点検時には、地際の結束線が弾けていないか、柵が浮いていないか、といった点に注意して下さい。さらに扉部分も要点検箇所です。
イノシシは、以前突破できていた場所がふさがれると、他に突破できそうな場所がないかワイヤーメッシュ沿いを歩きます。その時、結束が少なく、持ち上げに弱くなりがちな扉が狙われると、簡単に突破されてしまいます。
足先を扉の下に入れて、軽い力で扉を上に浮かせられるようでしたら、補強が必要です。下部の針金を増やす、支柱を増やすといった対策で扉の下部補強は可能ですので、詳しくはご相談ください。
毎年のことですが、農作業に入る前によくよくワイヤーメッシュ柵を点検してみてください!
問い合わせ:【電話】0859-72-1399
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