■お祝いの言葉
二十歳になられました皆さん、おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
晴れの日を迎えられ、人生の一つの区切りとして、「ああ、今日から自分も大人の仲間入りだ。」と決意を新たにされていることでしょう。そうです。その気持ちを大切にして、これからの長い人生を歩いて行って欲しいと思います。
自分のやりたいこと、目標に向かってまっすぐに進んでいくこともいいでしょう。身の回りのできごと、世の中の動きに悩んで過ごすこともあるでしょう。人それぞれ境遇も考え方も違います。決してあせることなく、自分の進むべき道を見つけて欲しい。人が何と言おうと、自分の人生は自分で切り開いていかなければなりません。
ただ、その時、少しだけ考えて欲しいことがあります。それは、今まで皆さんを見守り、慈しんでくださった方々への感謝の気持ち。また、町を出られても、ふるさと江府町はあなたの帰りをいつでも待っていることを。若き旅人に栄光あれ!!
江府町長 白石祐治
■意見発表
◯加藤 怜生
本日は、お忙しい中このような式典を開催していただき誠にありがとうございます。
中学校を卒業して以来、久しく会えていなかった同級生とまたこうして顔を合わせることができ、大変嬉しく思います。
今はもうほとんど治まったといえるコロナですが、私たちの高校生活において大きな影響をもたらしました。そんな中、皆様はどのような日々を過ごされたのでしょうか。
私の高校生活は豊かなものとはいえませんでしたが、無事高校を卒業し、今は島根大学でIT関連について勉強をさせていただいております。
また、大学に進学して、初めて一人暮らしを経験し、今までどれだけ自分が周りに支えられて生きてきたのかに気づかされました。そして、特に金銭面などについても今も支援してくれている両親には感謝の念に堪えません。
こうして二十歳という大きな節目を迎えられたのも、支えられるという当たり前でないことを当たり前のようにしてくれた両親や地域の方たちのおかげであり、その恩をしっかり返していきたいと思っています。
最後に、私たちは二十歳という節目を迎えましたが、一人の人間としてはまだまだ未熟で、歩んでいく道のりは長く不安定な道のりです。今までお世話になった方たちに対して恩を返すことができるようにするためにも、小さなことを少しずつ積み重ねて一歩ずつ確かに歩めるように精進していきたいと思います。
◯中尾 海斗
二十歳の思いを発表するにあたり、このたびの令和6年能登半島地震において被害を受けられた方に、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り致します。
今日こうして幼い頃から共に支えあった友人たちとこの江府町で本式典を迎えられたこと、大変嬉しく思います。
新型コロナウイルス感染症の影響により、日常生活においてはさまざまな行事、大会等大きく制限されてきました。昨年5月より制限も緩和され、日常生活も少しずつ以前のように戻ってきたように感じます。
皆さんは中学、高校卒業後、どのような日々を送ってこられましたか?私は、小さい頃からの夢であった『日本料理の調理師』を目指し、高校では調理コースに進学し、卒業後は京都の専門学校に通わせてもらい、たくさんの知識、技術を得て、この春からは島根県の旅館にお世話になります。
こうして夢が叶うとは、正直思いませんでしたが、夢や目標を抱き行動することで、自分の心の支えになり自信となりました。大きな愛で大切に育ててくれた家族、時には厳しくも愛のある指導をしてくださった先生方、まわりのたくさんの方々に支えられ、ここまで成長することができました。多くの方々への感謝の気持ちを忘れることなく、大人としての自覚と責任を持ち、これからの人生を歩んでいこうと思います。
私たちの人生の門出となるこの機会に、このような素晴らしい式典を開催してくださいました、白石町長さまをはじめ、教育員会のみなさま、ご尽力いただきましたみなさまに感謝の気持ちをお伝えし、代表挨拶とさせていただきます。
◆令和五年度 名簿
個人情報保護の観点から電子版での掲載を取りやめています。
■祝 二十歳!おめでとうございます
※詳細は広報紙6ページの写真をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>