〜よき伝統を守りながら(不易)進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜
■未来に向けてふくらむ期待
開学50周年となる明徳学園の修了式で、理事長としてこんな挨拶をしました。「明徳学園の開学が昭和49年。昭和50年の国勢調査では、人口は5025人、高齢化率は13.9%。現在、人口は約半減、高齢化率は約3倍になっている。」と。現状を数字で見ると暗い気持ちになってきますが、現状を嘆いてばかりいても仕方ありません。私たちは未来に向けて生きていかなければなりません。そして、未来の町を創るために重要な役割を担うのは子どもたちで、私たち大人は彼らがチャレンジできる環境を少しでも整えていくことが役割なのではないかと考えています。
さて、奥大山江府学園から選抜された6名の生徒が、3月23日から29日までニュージーランドへ海外派遣研修に出かけました。県内ではすでにこのような研修を行っている市町村はありますが、江府町でもようやくこうした事業を始めることができました。彼らは異国の地に立ち、ホームステイを経験し、外国の歴史、文化、自然等様々なものを吸収してくるでしょう。
自分でもわからない何かが意識の中に残り、彼らの未来に活かされていくでしょう。彼らが大きく成長してくれることに期待をふくらませ、こうした事業が継続できるような町にしていけたらと思います。報告会は4月21日、愛ベルこうふです。ぜひ彼らの発表を聴きに行きましょう。
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