〜よき伝統を守りながら(不易)進歩に目を閉ざさないこと(流行)によって「理想」を創造する〜
■「江美城とお市五輪」
今年3月23日に江府町役場多目的室で「江美城跡フォーラム」が開催され、公益財団法人日本城郭協会理事の加藤理文氏の講演を始め、金箔瓦の出土についての意見交換がなされました。多くの参加者があり、お城や歴史への関心の高さが感じられました。また、最近の町議会でも江美城跡地の公園化についての質問がされることもありました。いずれも全国的なお城、歴史ブームに乗った流れもあると思いますが、令和3年に発足した江美城を探る会の活動も大きいと思います。定期的な勉強会、散策コース・マップづくり・環境整備、ガイドの実施等、江美城への関心を盛り上げていただきました。
さて、みなさんは戦国時代にこの地を治めていた蜂塚右衛門尉をご存じでしょうか。今の江尾十七夜のルーツともいえるお祭りをして、領民にとても慕われていた当時の江美城主です。その奥方がお市の方。毛利方との戦いの際に亡くなった場所は市が坂と呼ばれ、お市五輪が祀られています。ここには他の亡くなった方の五輪もあり、周辺整備は町出身で「江府町賛歌」の作曲にも貢献いただいた手島隼人氏によって行われました。今年は江尾十七夜の再開が期待されます。改めてお市五輪にお参りをしてみるのもいかがでしょう。
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