「発達障がい」は認知度が低く周囲の誤解もあるため、本人、家族、周りの人に「発達障がい」を知ってもらうきっかけ作りとして掲載します。今回は注意欠如・多動症(ADHD)の支援方法について紹介します。
■シロウクマ先生からのアドバイス
○注意を高めて集中を持続させる環境をつくる
テレビを消したり、必要のないものを片づけるなど静かで集中しやすい環境をつくる。など
※テレビが原因ではありませんが、テレビは集中できる環境を阻害するので、必要のないときは消すことが大切です。
○注意や興味を引きつけたり、気づくきっかけを増やす
名前を呼ぶなど注意を喚起してから伝える、指示は具体的に伝える。
「今は何をするとき?」と声をかけたり、メモやスケジュール、アラームを使う。など
→「近づいて」「穏やかに」「静かに」話すとよいでしょう。
○多動や衝動的な行動を感情的に叱るのは逆効果
注意するときは、「やめなさい」「何度言ったらわかるの!」と感情的に叱るより、「近づいて」「穏やかに」「落ち着いた声で」話しかける。など
○ほめること、認めることが効果的
具体的なアドバイスをして、結果ではなく意欲や過程を認めてほめる。
→「がんばってるね」「その調子」「すごいよ」「ありがとう」など
機会をとらえて、「大好きだよ」「大切な存在だよ」と伝え続ける。
○場合によってはお薬も
ADHDはお薬で症状を改善できる場合もあります。
専門の医師の処方を受けましょう。
※鳥取県発達障がいハンドブックより
問合せ先:福祉あんしん課
【電話】52-1706
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