文字サイズ
自治体の皆さまへ

ご存じですか?「発達障がい」第5回

21/24

鳥取県琴浦町

「発達障がい」は認知度が低く周囲の誤解もあるため、本人、家族、周りの人に「発達障がい」を知ってもらうきっかけ作りとして掲載します。今回は注意欠如・多動症について紹介します。

■注意欠如・多動症とは?
注意欠如・多動症(以下ADHD)とは、年齢や発達に不つりあいな不注意、多動性、衝動性を特徴とする発達障がいで、日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。
このような特性は幼児期や学齢期の発達障がいのある人にはよくあるものです。そのため、周りの人たちに障がいという認識を持ってもらえず「乱暴者・悪い子・しつけのできていない子」のような否定的評価を受けやすくなり、保護者も「育て方が悪い」などの誤解をうけることがあります。
しかし、ADHDは生まれつきの脳の発達の偏りが関係していると考えられており、育て方やしつけによって起こるものではありません。

『注意欠如・多動症の特性は「不注意」「多動性」「衝動性」の3つが特徴的です。』

◇不注意
過度な不注意は、脳の機能が十分に働いていないために起きると考えられています。
今行っていることや思考していることの短絡的な記憶から、自分の状況を客観的に分析できず、その場に適した行動につなげることができないと考えられています。

◇多動性
多動の症状は意図的なものではなく、動いていないと落ち着かない、無意識のうちに体が動いてしまう、それを抑えることができないというものです。多動性は一般的に、成長とともにおさまる傾向があります。
目立つ動きはおさまっても、どこか体の一部が動いていたり、おしゃべりが止まらないなど症状を変えて残る場合もあります。

◇衝動性
思いついた行動について、行ってもよいか考える前に実行してしまうのが衝動性です。
一瞬立ち止まって考えるというブレーキが効きにくいために起こるのではないかと考えられています。

「こうした「不注意」「多動性」「衝動性」に基づく行動は、非常に誤解を受けやすいものです。意図的に相手を困らせようとしてやっているのではなく、ADHDの障がい特性に起因するものであるということを理解して対応しましょう。」
※鳥取県発達障がいハンドブックより

問合せ:福祉あんしん課
【電話】52-1706

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU