学校の近くにある寄宿舎には、ただ今21名の生徒が入舎しています。本校寄宿舎は、主に自宅から遠く毎日通学することが困難な生徒を対象に設置されました。集団生活の場でもある寄宿舎で一人ひとりが楽しく充実した生活を送ることができるよう舎生と寄宿舎職員で力をあわせてがんばっています。
日曜日の昼(または月曜日放課後)から寄宿舎に入り、金曜日の朝までの一週間は寄宿舎のきまりを守り、生活日課に沿って生活しています。
月に1回、夕食後の自由時間に地域の皆さまに来ていただく茶道活動日があります。季節の花等のあつらえを楽しみ、茶道の基本となる盆点前をしてお茶を点て、おいしいお茶とお菓子をいただきます。茶道を通して地域の皆さま」との会話を楽しみ、一期一会の豊かなひとときとなっています。
その他の活動として、放課後に「鳴り石の浜」へ気分転換に出かけたり、時間がある時などは『赤碕散歩』と題して、「波しぐれ三度笠」や「鳥取牧場(家畜改良センター)のお花見」等に出かけたりしています。今年は辰年で、竜の彫刻がある「神崎神社」にお参りに行きました。
地域を知ることもつながりを作る一歩となっています。7年前の鳴り石の浜プロジェクトの「みんなでお花畑(はるかのひまわり)をつくろう!」という活動が実施された時には、寄宿舎生もボランティアとして活動に参加しました。その時に「寄宿舎でひまわりを育ててみないか?」との提案をいただいて以来、寄宿舎の花壇で育てています。今もその種を引き継いで、毎年夏には大輪の花を咲かせています。
引き続き、地域の皆さまとのふれあいやつながりを大切にした活動に取り組んでいきたいと思います。
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