「小さいくせにぜんぶある。惑星コトウラ」のヒト・モノ・コトを若手職員で結成された惑星コトウラTNGメンバーが紹介します
■Maize TOTO(マイストト)店主
市田大実(いちだひろみ)さん
琴浦町出身。テイクアウトをメインにタコスやブリトーなどを販売している。キッチンカーで町内のイベントにも出店している。
食欲をそそるお肉とスパイスの香りに誘われて訪ねたのは、赤碕駅の線路沿いに佇むカラフルな小屋が目印、県内では珍しい本格派タコススタンドの「Maize TOTO」だ。
◇こだわりが詰まったここだけの味
店主を務めるのは市田大実さん。倉吉のチャレンジショップ出店を経て昨年オープンしたお店にはインドから取り寄せたスパイスや県内産の食材など、素材にこだわったメニューが並んでいる。日本人にも食べやすいよう改良を重ねたタコスは、一度食べたら忘れられないと町外からのお客様も多い。
市田さんがタコスに目を付けたきっかけ、それは「ストリートカルチャー」だった。
◇ストリートカルチャーとタコス
当時小学生だった市田さんは、とある海外ラッパーに感銘を受けた。そのラッパーのミュージックビデオには「ファッション」や「スケートボード」などのストリートカルチャーが満ちており、その中に「タコス」があった。飲食に興味があった市田さんは、ストリートカルチャーの「食」に没頭していった。
「この店には、ストリートカルチャー好きの20代が集まってくるんです」と嬉しそうに話す市田さん。少年時代は近所のお兄ちゃんたちにカルチャーを教えてもらっていたという。そんな市田さんが作り出す食は、文化を次の世代に繋ぐきっかけとなっている。
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