「小さいくせにぜんぶある。惑星コトウラ」のヒト・モノ・コトを若手職員で結成された惑星コトウラTNGメンバーが紹介します
■PROFILE
パン塩屋 店主
斉藤 慎太郎(さいとう しんいちろう)さん
東京都出身。独学でパン作りを始め、修行期間を経て今年9月にカフェを併設する「パン塩屋」をオープン。
営業情報などはインスタグラムをチェック
昨年9月、赤碕の旧国道沿いに新たにオープンした「パン塩屋」。切り盛りするのは東京都出身の斉藤慎太郎さん。山陰地方の魅力に惹かれ、島根県を巡った後、仕事で訪れたことをきっかけに琴浦町へ移住し、パン屋をオープンした。
◇こだわりの「ハード系パン」
パン好きの間でも一定の人気を誇るのが「ハード系パン」。いわゆるフランスパンやドイツパンのように生地の硬いパンのことだが、そんなパン好きにはたまらないハード系パンをパン塩屋では提供している。古民家をリノベーションした店内は斉藤さん自ら手がけた。カフェも併設しているので、店内での飲食も楽しめる。パンの香りに包まれながらのんびりと過ごす時間は格別だ。
◇パンづくりへの情熱
「パン作りを始めたきっかけはロマンです」と斉藤さんは語る。パンの原型は小麦粉を水でこねて焼くだけのもであったが、古代エジプトでほんの偶然から「発酵パン」が誕生し、今では世界中で主食として根付いたという歴史がある。パン塩屋で扱うパンは、古の時代と変わらず、水、小麦粉、塩、自家製酵母(サワー種)をベースに作られている。「パンは数千年もの間、大きく姿を変えていません。その間に世界中の人の命を繋いできた。パンを作るということは命を繋ぐということでもある。そこに大きなロマンを感じるんです」。そう語る斉藤さんの目は輝いていた。
一つ一つのパンに深いこだわりと情熱が込められたパン塩屋のパン。ぜひご賞味あれ。
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