◇普段の会話、聞こえていますか?
高齢期の聴力の低下(加齢性難聴)は、60歳代後半で3人に1人、75歳以上では半数の人に症状があると言われており、年を取るとともに少しずつ聞こえにくくなることから、自分では気付きにくいと言われています。
耳の聞こえの不調は、家族や友人との会話を楽しむことができなくなったり、外出時に車の接近に気付くのが遅れたりと日常生活のさまざまな場面に影響があります。また、バランス感覚や歩行機能の低下、認知症のリスクを高める危険因子のひとつとも言われています。
加齢性難聴は早期発見、早期対応が大切です。
まずは自分の聞こえの状態を確認しましょう。
《当てはまる項目にチェックしてみましょう。》
・会話しているときに聞き返すことがよくある。
・後ろから呼びかけられると気付かないことがある。
・聞き間違いが多い。
・話し声が大きいと言われる。
・見えないところからの車の接近に気付かない。
・電子レンジの「チン」という音やドアのチャイムの音が聞こえにくい。
・耳鳴りがある。
[いくつチェックがつきましたか?]
0個:現在の聞こえに問題はなさそうです。
1〜2個:実生活でお困りのことがあれば耳鼻咽喉科に相談してみましう。
3〜4個:耳鼻咽喉科を受診しましょう。
5個以上:早めに耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。
※参考:(一社)日本補聴器販売店協会ウェブサイトより
◇聞こえにくいと思ったら
まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。早めに対応することで、難聴の進行を遅らせることができます。また、加齢以外の耳の疾患などにより聞こえにくくなっている場合は、治療などで聞こえが良くなる場合があります。
問い合わせ先:本庁舎長寿社会課(13番窓口)
【電話】0857-30-8211
【FAX】0857-20-3906
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