文字サイズ
自治体の皆さまへ

薩摩藩英国留学生記念館「れいめいの風」

13/25

鹿児島県いちき串木野市

■守るひと 町田久成
1838年、島津氏門族・石谷城主町田久長の長男として生まれ、幼少期から武芸・学問はもちろん、美術や音楽の素養を身に着けながら育ちます。
1865年、留学生の監督役として留学に参加。ロンドン大学で学ぶ傍ら、薩摩藩のパリ万博出品に奔走するなど外交にも関与しました。渡欧中に大英博物館やケンジントン博物館などを見学し、先進技術だけでなく伝統文化も重んじる西洋の気風を目の当たりにします。帰国後は、新政府で外交関係の要職として活躍しますが、追われるように文部省へ。「廃仏毀釈」で日本の文化財が破壊されていることに心を痛め、博物館建設と文化財保護を求めた建議書を提出。明治15年に日本初の博物館を建設し初代館長となりました。
しかし、在籍10か月志半ばで館長を辞任すると出家し、師と仰ぐ桜井敬徳が住職を務める滋賀県三井寺に入ります。
1897年9月15日、療養生活の末、上野の韻松亭にて59歳で息を引き取りました。
現在、薩摩藩英国留学生記念館では6月26日まで、町田久成にスポットを当てた特別企画展「守るひと 町田久成展」を開催中です。町田家のご子孫と共に、今も久成と関わる方々を訪ねたドキュメンタリー映像と分かりやすいパネル展示をご用意していますので、この機会にぜひご来館ください。
記念館スタッフ 下迫田 樹一

薩摩藩英国留学生記念館
【電話】35-1865

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU