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まちの話題

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奈良県吉野町

◆Sustainable Communities 吉野の未来のために
◇西谷で「集落営農団体」発足 ―5月31日 設立総会―
西谷地区において、吉野町で2例目となる集落営農団体が設立されました。「集落営農」とは、吉野町が進める「農地保全活動推進事業」の一つで、増え続ける耕作放棄地と農地の荒廃に歯止めをかけ、効率的で安定した農業生産を集落全体で取り組むものです。
3月から設立準備会議を5回設け、組織で行う事業計画などが話し合われ、団体名は「西谷ファーミングチーム」と名付けられました。5月31日には西谷農事集会所で設立総会が開かれ、集落営農に賛同する地元生産者や西谷自治会長、町暮らし環境整備課農林振興室の担当者が出席しました。設立総会では団体規約や事業計画、予算などについての説明が行われ、承認されました。

[西谷ファーミングチームの事業内容]
・地区内農地の利活用地の調査
・農作業機械等の購入
・農作業の受託生産活動
・農作業機械の保管施設購入
・農産物の販売(ふるさと納税返礼品等)など

◆NATIONAL TREASURE 次世代へ継承
◇金峯山寺仁王門 解体進む ―解体完了後、地下遺構の発掘調査へ―
吉野山金峯山寺の国宝・仁王門は、建物を全て解体し、礎石を掘り起こして据え直し、再度組み立てる全面的な改修が行われています。令和4年5月から着手した本格的な解体に際して、技法調査、改変調査が行われ、今後、礎石の沈下などの原因調査や地下遺構の発掘調査も実施されます。調査を基に地下の補強についての方針が立てられ、令和7年度以降に建物が復旧される予定です。平成30年の調査工事から始まった、約70年ぶりの解体修理は、令和10年度の末に完了する予定です。
・地層部分には大きな穴が開いていることがわかった。
・2階部分は解体され、下層(1階部分)の解体が進んでいる。
(※詳しくは本紙をご覧ください。)

◆TOWN OF WOOD 木のまち よしの
◇吉野貯木場に新たな看板設置 ―5月13日 関係者が集まり除幕式―
吉野林業を発展させる一大プロジェクトとして、昭和14年に吉野貯木場が開設されて、80年余り。上市の旧吉野木材協同組合連合会事務所横に吉野杉で作られた看板が設置されました。これは、吉野貯木ならではの魅力を伝え、認知度を高めることなどを目的に、吉野製材工業協同組合が町の令和4年度貯木活性化補助金を活用し、吉野町在住のデザイナー富松暖氏の設計により製作されたものです。書体は、木箱などに印字する際に使用されていた「刷り版」の文字を基にしたもので、貯木場の歴史が感じられる雰囲気を醸し出しています。看板は同じデザインのものが吉野大橋南詰の橋屋交差点近くにも設置され、製材所などが立ち並ぶ吉野貯木エリアのシンボルとなっています。
近年、木材需要が伸び悩み、吉野の木材産業も低迷している状況にある中で、自然と社会を繋いできた吉野貯木の強みを再認識し、新たな価値の創造に向かうこれからの一歩にしたいという地元の人々の思いのつまった看板。今後、吉野製材工業協同組合は、同組合焼却場跡地を活用し、モニュメントも製作する予定です。

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