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【市政ニュース】認知症を正しく知ろう!

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鹿児島県いちき串木野市

~認知症になっても住み慣れたわが家、わが町で安心して暮らすために~

9月21日の世界アルツハイマーデーを含む9月17日(日)から23日(土)までの一週間は、“認知症を理解し一緒に歩む県民週間”です。9月中は、図書館や市役所、社会福祉協議会、協力いただいた医療機関や介護事業所で、認知症に関する展示を行っていますのでぜひご覧ください。
本市では、令和5年3月に高齢化率が39%を超えています。年齢を重ねれば誰でも認知症になる可能性があり、18~64歳の若年層でも発症することのある身近な病気です。
多くの方が認知症について正しく理解し生活することが、誰にでも優しい地域づくりにつながり、住み慣れた家や地域で安心して暮らし続けられる一歩となります。

■認知症ってどんな病気?
記憶障害や判断力が低下するなど、生活に少しずつ支障が増えていく病気です。
認知症にはさまざまな種類があり、物忘れが特に気になる「アルツハイマー型」が代表的ですが、幻覚や手足のこわばりなどの症状が出る「レビー小体型」や、徘徊や社会のルールを守ることが難しいなどの症状が出る「前頭側頭型」などがあり、治療の方法も様々です。
認知症の方の多くは、物忘れの自覚や葛藤があったり、病気の自覚はなくても自分の異変に気づいていたりと、様々な思いを抱えています。

■認知症かなと思ったら
他の病気が原因となって、症状が現れている場合もあるので、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
認知症の専門医による、鑑別診断を受けることで、認知症の種類や特徴が分かり、対応しやすくなります。専門医の受診が難しい場合は、かかりつけの病院の主治医に相談してみましょう。病院では、診察や血液検査、CTなどの画像検査等を行います。特に難しい検査はないので気軽に行ってみてください。
早く気付いて対応(薬や運動、人との交流、社会参加など)をすることで、症状を軽減することや進行を遅らせることができます。

■認知症になっても安心して暮らすために
認知症になっても、すべてのことが出来なくなるわけではありません。本人の話をしっかり聞き、楽しみや役割を持ち続けられるようにサポートすることが大切ですが、認知症の方のケアを、家族や一部の介護者だけで行うのには限界があります。
在宅医療・介護保険によるサービスや、成年後見制度なども必要に応じて上手に活用しましょう。
認知症カフェや相談窓口もあるので、一人で抱え込まずに早めに相談して、アドバイスを受けましょう。

“物忘れが気になる”など心配や不安があったらまずは地域包括支援センターにお気軽にご相談ください。

相談窓口:地域包括支援センター(串木野庁舎2階)
【電話】33-5644

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