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【こんにちは保健師です】腎臓が悪いってどういうこと?

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鹿児島県さつま町

腎臓は血液をろ過して尿を作る、体内の水分バランスを整える、血圧を調整するなどの働きがあります。偏った食生活や運動不足などが続くと「高血圧症」や「糖尿病」、「痛風」などの生活習慣病になりやすく、病気が進むと腎臓に悪影響を与えることがあります。今回は腎臓の機能を守るポイントを紹介します。

■血圧と腎臓
高血圧が続くと、腎臓の血管で動脈硬化が起こり、血管が狭くなって血流が悪くなってしまいます。血液が充分に行き渡らなくなり腎臓の働きが悪くなる状態を「腎硬化症」といいます。高血圧症の初期の段階では、自覚症状がないことが多いです。
⇒家で血圧を測って血圧手帳に記録し、お薬手帳と一緒に持参して主治医に相談しましょう。
血圧手帳は役場保健福祉課で配布しています。

■糖尿病と腎臓
糖尿病になると、ゆっくりと全身の血管で動脈硬化が進んでいきます。腎臓の血管も硬くなり、血液のろ過がうまくできなくなる「糖尿病性腎症」を発症して自覚症状がないまま進行していきます。
⇒糖尿病と診断されたら放置しないで治療開始・継続を、中断している人は再開してください。

■薬剤性腎障害
薬の中には腎臓の働きを悪くしてしまうものがあります。薬を使った後に尿の量が少なくなる、食欲不振、吐き気、下痢、発熱などの症状が出たら、主治医に相談しましょう。

■腎臓の働きを悪くする可能性のある薬
・痛み止めや解熱剤(非ステロイド性抗炎症薬)
腎臓の働きが弱っている人は、使うときに注意が必要です。
・抗生剤
使い続けると、腎臓にたまって働きを悪くしてしまうことがあります。
⇒長期間服用する際には、主治医やかかりつけ薬剤師に相談しましょう。

■血圧や血糖をコントールするためのポイント
・血圧を測り記録しましょう
・炭水化物の重ね食べはやめましょう
・減塩(1日6g未満)、減量、運動、禁煙、節酒に努めましょう
・ゆっくりよく噛(か)んで食べましょう
・野菜を1日350gは食べましょう

問合せ:保健福祉課 健康増進係
【電話】(0996)24-8933

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