令和4年度の一般会計決算は、新型コロナに係る給付金や大型建設事業の終了により、歳入が前年度比5.6%減の167億9,679万2千円、歳出が前年度比5.8%減の155億2,061万6千円、差引額が前年比2.5%減の12億7,617万6千円の黒字となりました。町債の残高は、前年度末から2.5%減の125億5,516万9千円、基金残高は前年度末から6.6%増の99億7,532万5千円となっています。
歳入:167億9,679万2千円
歳出:155億2,061万6千円
1人あたり ※令和5年1月1日時点の住基人口19,534人
町税負担額:12万8千円(対前年度+5千円)
使ったお金:79万5千円(対前年度-2万7千円)
■一般会計 歳入
自主財源…自治体が自主的に収入する財源
依存財源…他の公共団体から交付される財源
地方交付税…全ての自治体が一定水準の行政サービスを提供できるよう国税の一定割合が交付されるお金
町債…財源の不足を補い、年度間の財源調整をし負担を平準化するために借り入れるお金
譲与税…国税として徴収した特定の税目収入の全額か一部を、一定の基準で地方公共団体に譲与するもの
■一般会計 歳出
民生費…医療、福祉、保険などの社会保障
災害復旧費…災害によって生じた被害の復旧
総務費…総務企画、税務、戸籍、統計監査など
教育費…小中学校、生涯学習推進、公民館、図書館
公債費…過去に借り入れた借金の返済
農林水産業費…農林業、水産業、畜産業の振興
土木費…道路、河川、公園、住宅などの整備
衛生費…保健衛生、ごみや環境対策など
商工費…商工業や観光の振興など
消防費…消防・救急業務、災害対策など
議会費…議会運営
■主な財政指標の状況 町の財政状況などを確認するための指標です
財政力指数は令和3年度と比較して増減はなく、経常収支比率は5.2ポイント悪化しました。財政の早期健全化などを判断する指標である実質公債費比率は、令和3年度と比較して0.4ポイント悪化し、将来負担比率は、負債の償還に充てられる財源が将来負担額を上回ったため、引き続きマイナス数値となりました。財政運営の悪化の度合いを示す実質赤字比率と連結実質赤字比率は、赤字額がないため数値がでません。
■特別会計決算 特定の事業のお金の流れを明確にし管理しやすくするための会計です
■水道事業会計決算 水道料金を主な財源として独立した会計で運営しています
令和4年度決算は、907万円の赤字となりました。令和3年度以降、2年連続の赤字決算という大変厳しい経営状況となっています。
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