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自治体の皆さまへ

迎春

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鹿児島県さつま町

■さつま町長 上野 俊市
明けましておめでとうございます。町民の皆様には、新春を健やかにお迎えのことと、謹んでお慶び申し上げます。また、日頃から町政の推進に多大なご理解とご協力を賜り、心から感謝いたします。
昨年を振り返りますと、令和4年末に出水市、阿久根市で鳥インフルエンザが確認され、年始めにかけて連続して発生したことから、多くの皆様のご理解、ご協力を頂きながら、本町への侵入防止対策に努めてきたところであります。心から厚くお礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、国内で初めて確認されてから4年が経過しようとしていますが、5類感染症に移行され、感染症に配慮しながらもこれまでの生活が戻りつつあり、中止や延期となっていた各種イベントが開催されました。このような中、4年ぶりに開催された町夏まつりをはじめ、特別国民体育大会、きやんせさつま浪漫竹フェス、町産業祭andJA農業祭などを盛大に開催することができ、コロナ禍の閉塞感から脱却を感じられた1年でもありました。
令和6年度は、私が町政を預かりましてからいよいよ4年目を迎えます。マニフェストに掲げた政策の目標達成に向け、大胆かつスピード感のある決断と実行、リーダーシップを発揮しながら、夢と希望のあるさつま町の未来を創るため、アフターコロナ対策と今般の抱える課題に「今こそ、待ったなし」の思いで誠心誠意、全身全霊を傾注して取り組んでまいる所存であります。
まず、本町が大きな課題として掲げている人口減少対策については、本町に住んでみたい、住んで良かったと思える「生き心地の良いまち」の実現に向けて、様々な取組を進めてまいります。特に「子育て日本一」を目標に掲げ、子どもたちをさつま町で安心して育てていただくために、子ども・子育て対策のさらなる充実を図ります。さらには、結婚につながる対策や元気高齢者づくり対策、地域公共交通の維持対策を進め、観光面では、観光資源の環境整備を図り、交流人口の増加につなげるなど、地域の活性化に取り組みます。また、災害時の避難所のインフラや環境の整備など、安心して暮らせるまちの実現に向けて取り組んでまいります。農林業の振興と雇用の確保は、稼げる農業、担い手育成、農地集積、企業誘致、カーボンニュートラル事業など、地場産業振興に一層努めてまいります。また、3月には北薩横断道路の広瀬道路が開通予定であり、今後も早期全線開通に向けて努力を傾注してまいります。教育については、「さつま町で学べる喜びと教育の振興」を念頭に、地域の宝である子どもたちが、この町で学べる喜びが感じられる教育を目指し、本町ならではの教育の実施、子どもの目線に沿った教育環境の整備を進めてまいります。
結びに、今年の干支(えと)は「辰年」であります。課題多きときではありますが、天に昇る竜のごとく、コロナ禍から脱却し、希望あるより良い方向へ躍動できることを願いつつ、本年が皆様にとりまして、幸多き年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。

■さつま町議会議長 宮之脇 尚美
明けましておめでとうございます。町民の皆様には、希望に満ちた新春をお迎えになられたことと、心からお慶び申し上げます。町議会に対しましては、かねてからひとかたならぬご支援、ご協力を賜っているところであり、深く感謝申し上げます。
さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが5類へと移行し、アフターコロナとして社会活動もようやく従来の姿に戻りつつあります。本町でも特別国民体育大会ラグビーフットボール競技少年男子をはじめ町夏まつりや町産業祭andJA農業祭の開催など、多くの人出でにぎわったところであります。国内各地でも多くのイベントなどが再開され、インバウンド需要が高まり、観光業をはじめとする経済活動にも大きな期待が寄せられております。
しかし、新型コロナウイルスは、少数ながら依然として感染者が発生しておりますし、また、季節性インフルエンザなどの感染症を含め、基本的な感染症対策を引き続き行っていただく必要があるものと存じます。
一方、国際情勢に目を向けますと、ウクライナだけでなくパレスチナでも武力衝突が始まり世界の恒久平和が脅かされる混沌とした状況となっております。このような影響を受け燃料をはじめとする物価高騰が続き、各家庭でも少なからず影響を受けております。町議会としても今後の推移を見極めつつ、景気回復に向けた町内の経済対策など、執行部と共に取り組んでまいる所存であります。
議会では、昨年町高齢者クラブ連合会やさつま地区保育連合会との意見交換会を開催し、町の施策や将来像について多くの意見を交わしました。また、昨年4月からは議会モニター制度を導入し、10名のモニターから議会運営全般について様々なご意見をいただいており、これらの意見を踏まえて議会活性化調査特別委員会で調査・検討を行い、これまで以上に町民に開かれた議会運営を目指してまいる所存であります。さらに、9月定例議会からはタブレット端末を導入し、執行部を含め議会資料などのペーパーレス化を図り、経費節減と円滑な議事運営に取り組んでおります。今後とも、皆様方から頂戴しました貴重なご意見やご要望などを基本として、議会改革に積極的に取り組んでまいります。
新しい年を迎え議会のさらなる活性化に向けて、議員の資質向上を図るべく研修などで研鑽(けんさん)を重ね、有益な議会運営を心掛けるとともに、地域の課題解決や町議会に関心を持っていただくための広報広聴活動にも注力してまいりたいと存じます。
結びになりますが、町民の皆様には、今年一年が平穏でより良き年となりますよう、心からご祈念申し上げ新年のごあいさつといたします。

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