■25 暮市
暮市は、例年12月に実施され、正月の準備のため仏前や神前に供える草花、正月の料理のための食材などを買い求める人々が集まりました。かつて暮市は町内の各地で行われていました。薩摩町郷土誌によると、求名では12月24日、北方町では26日に開かれていました。正月に家族で新しいげたを履くために買いそろえたことから「げたの市」とも呼ばれていました。鶴田町郷土誌によると、鶴田では28日に暮市が開かれ、昔は特にサバを買う人が多かったことから「サバ市」とも呼ばれていました。現在では宮之城暮市が毎年12月27日に開催されるのみになりましたが、通りに並んだ露店を目当てに、毎年たくさんの買い物客でにぎわいます。
『宮之城暮市』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>