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自治体の皆さまへ

高血圧予防考えてみませんか?

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鹿児島県さつま町

■さつま町の医療費の現状を知ろう
○県内平均を大きく上回る本町の1人あたりの医療費
本町の1人あたりの医療費は58万4千円で、前年度と比べて増加し、県内平均の50万9千円を大きく上回っています。今後も、医療技術の高度化や生活習慣病、高齢人口の増加などにより、医療費がさらに増えていくことが予想されます。

○医療費と患者数の上位は高血圧
高血圧症やその関連疾病は、医療費、患者数においていずれも上位にあります。自覚症状が少ないことから軽視される傾向にありますが、高血圧は脳梗塞・脳出血、狭心症・心筋梗塞などの脳心血管病の最大の危険因子です。また、人工透析が必要となる末期腎不全の発症リスクを上昇させ、全死亡リスクも上昇させるといわれています。
病気が深刻となるほど医療費は増大します。家計への負担を軽減し、健康で長生きするためには、血圧のコントロールが重要です。

■自分の血圧を知ろう
自覚症状が少ない高血圧にいち早く気付く方法は、自宅での血圧測定です。血圧は1日の中でも変動があり、その差は50mmHg以上といわれています。
そのため、同じ条件下で測定する必要があります。

○正しい測定方法
・1日2回(朝・夜)測定する。
朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、薬を飲む前。
夜:寝る直前、入浴や飲酒の直後は避ける。
・1~2分安静にしてから測定する。
・腕帯(測る部分)と心臓を同じ高さにする。

○POINT
・血圧計は上腕(二の腕)で測るタイプを選びましょう。
・高血圧症の治療をしている場合でも、加齢や動脈硬化の進行などにより薬の効きが悪くなり、血圧が高くなってしまうこともあるため、自宅で血圧を測定することをお勧めします。
・治療の有無に関わらず、測定した血圧は記録し、主治医に確認してもらいましょう。役場では血圧を記録できる「血圧手帳」を無料で配布しています。

■始めよう減塩習慣
高血圧と関連の深い食習慣が、過剰な食塩摂取です。さつま町民の平均摂取量は、男女ともに目標値を上回っている状況です。

○1日あたりの食塩摂取量の目標(日本人の食事摂取基準、高血圧治療ガイドラインより)男性:8.5g未満
女性:7.5g未満
高血圧治療中:6.0g未満

○さつま町民の1日あたりの食塩摂取量(R6年度さつま町特定健診・長寿健診より)
男性:平均9.3g
女性:平均8.8g

■減塩のコツ
(1)栄養成分表示で「食塩相当量」をチェック
(2)減塩食品の活用(調味料など)
(3)食塩の排せつを助ける野菜や海藻類の積極的摂取

■まずは1日1g減塩を
(1)パンやうどんをごはんにチェンジ
・6枚切り食パン1枚(60g)…食塩約0.8g
・ゆでうどん1玉(200g)…食塩約0.6g

・ごはん中茶碗1杯(150g)…食塩0g
※パン類や麺類は製造過程で塩が使われています。

(2)漬物は少なめに
・梅干し中1個…食塩約2.2g

・梅干し中1/2個…食塩約1.1g
・たくあん3切れ(30g)…食塩約1.2g

・浅漬け(30g)…食塩約0.5g
※長時間漬けたものほど、塩分は高くなります。食べる量や頻度に注意しましょう。

(3)ラーメンのスープは少量を味わって
・スープを半分残した場合…食塩約4g
・スープを全部飲んだ場合…食塩約8g

役場では減塩をはじめとする栄養相談も実施していますので、お気軽にご相談ください。

問合せ:ほけん福祉課 保険係
【電話】(0996)24-8932

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