■精肉業×笹田健太
湯田地区の宮之城温泉街に店舗を構える薩摩フード。店内には牛肉や豚肉、鶏肉以外にも惣菜まで幅広く商品が並んでいます。今回は、厨房で丁寧な包丁捌きで精肉加工する、笹田健太さんに話を伺いました。
「東京でヘアメイクの仕事に携わりたいという夢があり、高校卒業と美容専門学校への進学を機に上京し、卒業後は業界トップの南青山・表参道エリアで美容師として就職しました。その後、テレビや雑誌、CMなどで活躍する芸能人のヘアメイクの仕事に10年携わり、数多くの現場を経験しました。早朝から深夜の現場も多く、大変ながらも毎日楽しい仕事で充実していました」無事に夢も叶い、小さな頃から両親が働く姿を見ていたこともあって、31歳でUターンし家業に入りました。
「夢だった仕事を辞めて家業の肉屋を継ぐことは、想像以上に大変で苦悩した時期もありました。現在はお客様から頂ける多くの仕事に応え、頑張った分の成果が感じられる充実感があります」精肉店の一日は、早朝から学校給食や保育園などへの配達、移動販売の肉や総菜などの準備、午後からは飲食店向けの配達や店頭商品の準備など、町内外から多くの引き合いがあり、毎日が慌ただしく過ぎます。
「写真撮影が好きなので、インスタグラムにもよく投稿しています。最近は投稿を見られた方が県内外からご来店いただくこともありますね。新しいお客様の来店につながることも多く、うれしい反響を感じています」常連客とのつながりも大切にしつつ、新しい視点を持ちながら新たなビジネス展開も模索するなど、積極的に仕事へ取り組んでいます。
「今まではあえて取り組んでいなかったネット販売など、まだまだやりたいことがいくつかあります。新しい夢を実現するために、公私ともに一緒に取り組んでくれるパートナーも募集中です!」
薩摩フードのインスタグラムは、フォロワー3,800人超。写真1枚1枚にこだわって撮影している。
○笹田 健太(ささだ けんた)さん(43)
湯田地区出身。
定休日の日曜と月曜には、趣味のドライブ、旅行、カメラやまち歩きを楽しんでリフレッシュしている。
インスタグラムでは、おすすめの商品などをタイムリーに紹介中。
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