■薩摩地区の中岳 防衛施設建設の適地調査へ
防衛省が、中津川地区と永野地区にまたがる中岳で、火薬庫建設の適地調査を行うことを決定しました。適地調査では、地形、地盤の強さ、動植物の生息状況、大気質などに関する調査や、法令に基づく安全性を考慮した配置検討が実施される予定です。3月7日には、中岳が隣接する中津川地区と永野地区に求名地区を加えた3地区を対象とした住民説明会が開かれ、約300人が参加。九州防衛局の説明に対し、参加者からは施設建設のメリットに関する質問や、抑止力強化を望む意見、建設への不安を訴える声が上がりました。
○適地調査の内容
測量等調査:中岳周辺の地形などを把握
土質調査:地盤の強さを確認
環境現況調査:動植物の生息状況や大気質を調査
配置検討:火薬類取締法などに基づいた保安距離を充分に確保した配置を検討
○中岳が調査地に選ばれた理由
・火薬庫の整備に必要な土地を確保できる可能性がある
・法令などに基づいた必要な保安距離を確保できる可能性がある
・部隊運用上の利便性が高い
・北薩横断道路のインターチェンジから近く、アクセスが良好
○これまでの経緯
平成30年5月 町商工会が町議会に対して防衛施設の誘致に関する請願書を提出
平成30年6月 町議会が請願書を採択
平成30年7月 町議会議長から町長へ「町の活性化につながる誘致活動を展開すべき」と申し入れ
平成30年8月 町防衛施設誘致推進協議会が発足し、官民一体の誘致体制へ
平成31年2月 町長が九州防衛局へ防衛施設等誘致の請願
平成31年2月 町防衛施設誘致推進協議会が防衛省へ防衛施設誘致の請願
以降、継続的に誘致活動を実施
防衛施設に関する町ホームページは、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
問合せ:総務課 危機管理係
【電話】(0996)24-8913
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