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SATSUMA×WORK さつま×しごと(Vol.39)

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鹿児島県さつま町

■クレーン×柏木真也
クレーンを使い、人力では持ち上げることのできない資材のつり上げや運搬を行う有限会社柏木クレーン。同社で専務取締役を務めながら、クレーンオペレーターとして現場の最前線に立つのが柏木真也さんです。最大43mにもなるクレーンを自在に操り、建設工事や森林の伐採など様々な場面で活躍しています。
ワイヤーやフックで資材を固定し、目的地まで運ぶ柏木さん。つり上げる物の重さや、現場のスペースなどに応じて、安全かつ最短のルートを導き出してクレーンを動かします。「クレーンの操縦はもちろんですが、作業に入る前の下見と段取りが大切なんです」と熱を入れます。
豊富な経験と磨かれた技術で、現場を共にする業者からの信頼も厚い柏木さんですが、入社した当初は苦難の連続だったと振り返ります。「分からないことばかりで、毎日怒られていましたね。正直、現場に向かうのが嫌でした」と笑う柏木さん。現場で仕事を覚え続けて3年ほど経ってから、自分が思うように作業が進められるようになったと言います。「積み重ねてきたことが報われましたね。それからは仕事に自信が持てるようになりました」と話します。
2年前からインスタグラムでクレーンの魅力を発信している柏木さん。至近距離からの迫力ある写真や、運転席から見た景色など、普段なかなか見ることのできない仕事風景を投稿しています。「クレーン業界は、オペレーターの人材不足や高齢化が深刻な問題になっています。投稿を見て、クレーンの仕事に興味を持ってくれる人が、一人でも増えたらうれしいですね」と期待を込めます。「仕事以外でもクレーンを見かけたら目で追ってしまいます」と屈託のない笑顔を見せる柏木さん。その胸には熱い想いを秘めています。

○柏木 真也(かしわぎ しんや)さん(37)
船木地区在住。18歳のときに、実家である有限会社柏木クレーンに入社。平成31年に専務取締役に就任する。
船木分団で消防団員としても活動中。

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