■21 八坂神社
宮之城屋地地区にある八坂神社。さつま町神社誌によると元々京都にあった同名の神社から1775年に本町へ迎え入れられたとされています。須佐之男命(すさのおのみこと)と櫛名田比売命(くしなだひめのみこと)が御祭神として祀(まつ)られており、はやり病の流行を防ぎ、豊作、商売繁盛に御利益があるといわれています。昔から7月25日に近い土日に祇園祭(おぎおんさあ)が行われ、神事の後にはみこしと共にあっくいと呼ばれる獅子が登場します。その恐ろしい見た目で子どもたちを震え上がらせるあっくいですが、悪を喰(く)い払うといわれており、かまれた子どもは健康に育つとされています。現在の祇園祭は、町夏まつりと同日に開催され前日には境内で前夜祭が行われるなど、町を盛り上げる夏の風物詩となっています。
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