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SATSUMA×WORK さつま×しごと Vol.41

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鹿児島県さつま町

■生鮮販売×熊田卓三
永野地区のスーパーマーケット「フレッシュくまだ」。店内に入ると従業員の明るい接客の声が響きます。青果物、生活雑貨、生鮮食品や総菜など幅広い商品が陳列されており、地域の生活を支えている同店。その中でも特に圧倒的な品揃えを誇るのが、ショーケースいっぱいに刺し身などが並ぶ鮮魚コーナー。厨房には、真剣な眼差しで丁寧に魚を捌く熊田卓三さんの姿があります。同店で代表取締役と、鮮魚コーナーの責任者を務めています。
「元々実家の茶業を継ぐつもりで修行し、就農していたこともあって、包丁を握ったこともなかったんです」と話す熊田さん。33年前、酒のディスカウント販売と生鮮食品を扱うスーパーとして開店する際、一念発起して鮮魚の担当となりました。以来、現在も夜明け前から開店準備を始め、朝5時に魚類市場で仕入れを行っています。仕入れた魚は昼頃から店頭に並び、地元だけでなく鹿児島市内からも刺し身を買いに来る方もいるほど、同店の人気商品となっています。
「お客様が毎日の買い物を楽しんでいただけるよう、店内はエンターテインメント空間だと考えています。近隣にはない珍しい商品も取り扱っています。商品に対して先入観を持たず、大型店では取り組めない攻めの店舗経営を心がけています」このような発想は、同業者や若い経営者からも高く評価され、相談を受ける機会も多いそうです。
「様々な方々との出会いがあったから、今の品揃えが実現できています。この人脈こそ私の宝物です」お客様から頂く喜びの声が、熊田さんのエンターテイナー精神をかき立て、生き生きとした店舗づくりにつながっています。

○熊田卓三(くまだ たくぞう)さん(55)
永野地区出身。(有)熊田商店代表取締役。「趣味が仕事」と答えるほど年中無休の日々を過ごすが、友人からの飲み会の誘いやカラオケは大好き。
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