気温が下がり空気が乾燥する秋から冬にかけては、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しやすいシーズンです。感染症の種類は違っていても、基本的な感染症対策は同じです。流行を防ぐために、「かからない」「うつさない」ための対策を実践することが大切です。
■基本的な感染症対策
○正しい手洗いと消毒
私たちは毎日、様々なものに触れることで、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。その手で鼻や口などを触ることで体の中にウイルスが侵入して感染します。外出先からの帰宅時やトイレの後、食事前など、こまめにせっけんで手を洗い、消毒することが大切です。
○マスクの着用と咳エチケット
咳や鼻水などの症状がない場合でも、人との距離が十分とれない場合や、イベントに参加する場合など、状況に応じてマスクを着用しましょう。また、咳やくしゃみをするときは、飛沫(ひまつ)感染防止のため、マスクやハンカチなどで口や鼻を覆いましょう。
○早めの医療機関受診
高熱が続いたり、咳や鼻水などの症状が続くなど、具合が悪ければ早めに内科や小児科など、医療機関を受診しましょう。特に子どもは症状をうまく言葉で表現できないことがあるので、いつもと違う様子を見せたら体調を確認しましょう。特に高齢者や妊娠中の女性、持病のある方などは重症化する可能性があります。
■感染症を予防するために日常生活で気を付けること
○食事と休養
免疫力を維持したり、体の抵抗力を高めるために、野菜や果物、タンパク質、炭水化物など多くの食品をバランスよく摂取することが大切です。また、睡眠を十分にとることで疲労が回復し免疫力が高まります。
○換気と加湿
冬は寒さや暖房器具の使用により換気が不十分になりやすいです。定期的に窓やドアを開けて、空気の通り道を作りましょう。また、空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では、加湿器などを利用し、50~60%程度の適切な湿度を保つことが効果的です。
○予防接種
インフルエンザなどは、ワクチン接種をすることで、発病の可能性を減らすことや重症化を予防することが期待できます。
問合せ:こども課 こども健康係
【電話】(0996)24-8941
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