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【シリーズSDGs】第8回 持続可能なまちづくり

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鹿児島県さつま町

■地産地消で地域の森林を守る(15.陸の豊かさも守ろう)
本町は令和4年9月22日に「希望輝くさつま町SDGs推進宣言」を行い、町が目指す5つの将来像を定めました。この将来像は、町民、地域、事業者などと連携した、人と自然が共生する環境の継承や、木を育て、木を使う、森林の循環づくりを目指しています。

○木材の地産地消
地産地消と聞くと、地元の食材を買って食べることを連想する方が多いと思いますが、木材にも地産地消があることは知っていますか。地元で生産された木材を使うことで、輸送に必要なガソリンなどの化石燃料や、排出される二酸化炭素の量を減らすことができます。また、定期的に間伐・伐採を行うことで、森林に適度な日光が入り、草木がしっかりと根を張って土砂災害が起こりにくい土壌が作られます。日本は国土の6割以上を森林に覆われた世界有数の森林大国ですが、安価な輸入木材の普及などにより、国内の木材の自給率は半分以下にとどまっています。このような状況を打破するため、鹿児島県では県産木材を使った住宅ローンに優遇措置を設けたり、県産木材を使った施設や製品の開発・整備にかかる費用を助成したりして、県産木材の使用を促しています。また、町では1歳を迎える幼児には県産ヒノキで作られたキッズチェアを、2歳を迎える幼児にはさつま町産の竹の箸・スプーン・フォークのセットを贈り、幼少期から地元の木や竹に親しんでもらう取組を進めています。

○Pick Up! SDGsの視点で見てみよう 森林を守るサイクル
国内の森林は、およそ4割が人の手によって作られた人工林といわれており、健全な状態を維持するためには、植林・間伐・伐採・利用のサイクルを続ける必要があります。このサイクルを支える林業界では、担い手の減少や高齢化が進み、放置林の増加が深刻になっています。地元産の木材を使うことで、地域の林業の需要が高まり、担い手の確保と継続的な森林の整備につながります。

問合せ:総合政策課 企画政策係
【電話】(0996)24-8916

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