■27 紫尾山
さつま町と出水市にまたがる出水山地の山である紫尾山。九州百名山のひとつで、標高1,067mの山です。山頂までは車で登ることができ、晴れた日には山頂から桜島や霧島連山、遠くは天草雲仙を一望できます。標高が高いため、山頂付近の植生が周辺地域と異なり、ブナやアカガシ、モミなどの天然林があり、林木遺伝資源保存林に指定されています。冬には山頂付近に雪が積もることがあり、気象条件によっては樹氷を見ることができます。また、登山コースもあり、千尋ノ滝(せんぴろのたき)など四季折々の風景を楽しみながら登山ができます。ただし、春から秋にかけてはヤマビルが出没するため、登山をするなら冬の時期がおすすめです。
『紫尾山頂公園のマップ』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。
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