近年、子どもたちの遊びや生活環境は大きく変化しました。外を走り回って友達同士で遊ぶ機会は減り、テレビやスマートフォンを使い始める時期も低年齢化しています。いつの時代も大人が子どもと向き合う関わりは大切で、子ども一人ひとりの心を育てます。
■抱きしめることで愛情が伝わる
親子の愛着関係の形成において、抱きしめてあげることは「愛されている」という感覚を育て、情緒を安定させます。抱いてあげなきゃ、遊ばないと、と頭で考えないで、子どもと向かい合い、肌のぬくもりって気持ちいい…!そんな体験をいっぱいさせてあげたいですね。
例)遊びの中で、「〇〇ちゃんの足とママの足がくっついた!」と言って足の裏をくっつけます。そして次は手のひら、次は頬を付け、最後にぎゅーっと抱きしめてみましょう。親子共に、安らぎを感じ幸せな気持ちになります。
■楽しい雰囲気が大切
子どもは大人の言葉だけでなく、声や表情、雰囲気を敏感に受け取ります。そのため子どもの言葉以外のコミュニケーションに大人がどれだけ応えていくかはとても重要です。
例)視線が合った時に「かわいいね」「なにかしたいのかな?」と応えてあげましょう。子どもの働きかけに応答すると情緒が満たされて思わず笑顔になります。
■関わりってすてき
子どもはいろいろな人と出会うことで成長していきます。人間関係の出発点はおうちの人です。人と関わるって楽しい!という経験をたくさんさせてあげたいですね。
例)小さいバッグを持ち「おかいものにいくの?いってらっしゃい」とお買い物ごっこや、「もしもししますね。くちをあけて。あーん」とお医者さんごっこ、「出発進行~!」と電車ごっこなどを一緒にしてみましょう。
■ごっこ遊びのメリット
・例えばお医者さんごっこをする場合、「大丈夫ですか?」と相手の気持ちを想像するため心が発達します。
・ルールや決まりに従う社会性が身につきます。
・相手の言葉だけでなく表情やしぐさなどから状況や気持ちを読み取ることが求められるため、社会生活に必要なコミュニケーション能力が高まります。
■一緒に子育てを楽しみましょう
大人も子どもも、いろいろな人と出会うことで、豊かな心が育まれます。天気が良い日は、公園へ出かけることも良いでしょう。また、宮之城ひまわり館内に開設された「キッズひろばひまわり」は、親子で遊んだり、育児をする仲間と出会えたり、育児相談ができる場所です。ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
問合せ:こども課 こども健康係
【電話】(0996)24-8941
<この記事についてアンケートにご協力ください。>