■理容師×内 雅樹
木製の扉を開くと、スタイリッシュな店内から笑顔で迎える店主。今回は、宮之城屋地地区の内理髪店の店主、内雅樹さんに話を伺いました。
「実家で父が理髪店を営んでいるので、理容師を身近に感じていましたが、当初から理容師を目指したわけではなく、高校卒業後は民間企業に就職しました」社会人として民間企業で3年間就職した後、事業所の閉鎖に伴って転機が訪れます。
「理容師へ踏み出すきっかけは、職場の同僚と転職について話していた時です。同僚の実家は飲食店でしたが、お互い親の仕事を頑張ろうかと2人とも半ば勢いで決め、その同僚は飲食業へ進み、私は理容業へ。この選択は、私にとって的確でした」専門学校卒業後、鹿児島市内の理美容店や霧島市の理容店へ就職。28歳で結婚し、子どもの成長に合わせ、8年前にさつま町へUターンした際に同店を開店しました。
「開店以来、同級生や友人に利用いただき、口コミでご紹介いただいたお客様を中心にご来店いただいております」同店は現金決済のみ、SNS営業は一切なしの、アナログスタイルな店舗。来店者から愛されている理由を探ってみました。
「基本的に予約優先で対応しています。親子でのご来店も多く、お父さんのカット中は子どもさんはカウンターでテレビなどを観ながらゆっくりとお待ちいただいております」温和で飾らない内さんの人柄に引かれ、親子での来店を楽しみにされている方も多いようです。
「マイペースな私ですが、お客様とお互いの日常を感じながら、日常にありふれたリラックスできる場所づくりを続けていきたいですね」
○内 雅樹(うち まさき)さん(43)
虎居地区出身。
店舗は自宅に隣接しており、妻と2人の子ども、愛犬と暮らしている。
最近はOfficial髭男dismのファンクラブに加入し、5月の大阪公演チケットを入手。
開催を家族で待ち焦がれている。
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