宇宙センターだより

28／36

■H-IIAロケット　47号機打上げ成功!
応援ありがとうございました!
2023年9月7日午前8時42分11秒に、「X線分光撮像衛星(XRISM)」と「小型月着陸実証機(SLIM)」を搭載したH-IIAロケット47号機が種子島宇宙センターから打ち上げられました。
XRISMは今後、約3か月の初期運用段階を経て、本格的な運用を開始する予定です。星や銀河、そしてその間を吹き渡る高温ガス「プラズマ」の成分と速さを測ることで、星や銀河たちがつくる大規模構造の成り立ちを調査します。
一方、SLIMは、打上げ後3～4ヶ月程度で月周回軌道に到着し、着陸へ向けた軌道調整などを約1ヶ月実施した後、月面に着陸する予定です。月への着陸後は、分光カメラなどによる月面活動が数日間実施されます。
今回のH―IIAロケット47号機の打上げ実施にご協力頂きました皆さまに改めて心より感謝申し上げます。

■イベント実施報告
～スーパームーン観察会(屋内開催)～
8月31日のスーパームーンの日に合わせ、宇宙科学技術館のイベントを実施しました。
当日は悪天候のため、屋外での観察会は中止となりましたが、多くの方に宇宙科学技術館にお越しいただき、館内シアターホールにてスーパームーンのプレゼンテーションや小型月着陸実証機「SLIM」の動画などを視聴いただきました。
今回は天候に恵まれませんでしたが、今後も皆さまが楽しめるイベントを定期的に実施していく予定です。島内各所に掲示のポスターや宇宙センターSNSなどで随時お知らせいたしますので、次回の開催をお楽しみに!
(記事の内容は9月7日現在)

宇宙科学技術館
【電話】26-9244