■2つの像 5代目と8代目
写真の銅像がどなたのものかご存知でしょうか。
右写真の中種子町役場にある銅像(本紙参照)は、昭和30年から46年まで町長を務められた5代目町長の鎌田義俊翁(よしとしおう)です。農協長も務められ、基幹作物の普及や工場・空港の誘致、道路港湾漁港の整備、上水道の敷設などにご献身なされ、勲五等瑞宝章(くんごとうずいほうしょう)を受章されました。また、全国離島振興会協議会会長を8年間、全国離島センター初代理事長を5年間務められ、経済企画庁長官より表彰されています。
左写真の種子島中央体育館にある銅像(本紙参照)は、平成3年から15年まで町長を務められた8代目町長の日髙實昭翁(さねあきおう)です。町農協や県農協理事、全国離島振興会協議会副会長を務められました。
産業・建設・厚生・教育において多大な貢献をなされ、勲五等瑞宝章(くんごとうずいほうしょう)を受章されました。また、種子島こりーなや太陽の里公園施設建設などもご献身なされました。
お二方とも、中種子町が誇る偉人であり、地域の足跡を辿るにあたっての目印となる方です。先輩方が積み上げてきたものを活かせるように、先人に倣い、挑む姿勢を得ることができるよう精進していきたいものです。
(町文化財保護審議会 大山 要)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>