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公立病院だより

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鹿児島県中種子町

■骨粗しょう症について
骨粗しょう症とは、骨の密度が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。また、骨粗しょう症は圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少と関わりが深いとも考えられています。
骨のカルシウム量は、二十代が最も多く四十代以降減少していくため、骨密度の減少を確かめ、骨折を予防することが大切です。特に、やせ型の方、運動不足の方、閉経後の女性は定期的なチェックをおすすめします。
骨折しやすい部位として、背骨(胸椎・腰椎)や手首、太ももの付け根の骨(大腿骨)などがあげられます。転倒などによる骨折から寝たきりになることも多いので注意が必要です。
当院では、微量なX線を用いて腰椎と大腿骨の付け根を測定します。装置の寝台に約十分仰向けに寝て検査するので痛みはありません。微量ですがX線を用いるため妊娠中あるいは妊娠の可能性のある方は検査できません。
検査の結果は、若年成人平均値(成人男女の骨が丈夫な人の平均値)や同年齢の人の平均と比較して、評価します。若年成人の骨密度の70%未満だった場合、骨粗しょう症と診断されます。
骨密度検査によりご自身の骨の状態を把握し、生活習慣や食事の見直しをすることが大切です。また、骨粗しょう症の治療をされている方は治療の評価や骨折予防の指標にされてはどうでしょうか。骨粗しょう症は骨折するまで自覚症状がないので心配な方は是非、主治医の先生に相談してみてください。

■公立種子島病院の診療情報
※詳しくは本紙19ページをご覧ください。
火曜日の整形外科の受診を希望される方は、必ず来院前に電話でお問い合わせをお願いします。
※野田先生の診療日…5日(月)午後~9日(金)午前
※6月11日(日)は当番医

公立種子島病院 診療放射線技師 小園 玲
【電話】26-1230

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