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6月4日~6月10日は歯と口の健康週間です

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鹿児島県中種子町

《令和5年度 標語》
「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで」
知ってほしい口腔がんのこと、口腔がんは増えています。

■口腔がんの現状は?
口腔がんを発症するのは人口10万人あたり6人未満で、まれな「希少がん」に分類されますが、この30年で4倍以上に増えています。
高齢の方が罹りやすいとされていましたが、「若年者、女性、非喫煙・非飲酒者」でも増加傾向にあることに注意が必要です。

■口腔がんの症状は?
口腔がんの約9割を占めるのは扁平上皮がんです。口の中を覆っている粘膜上皮から発生します。他に舌がん、歯肉がん(上顎、下顎)、口底がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんがあります。舌がんが約半数、歯肉がんが約4分の1を占めます。
最も多い口腔扁平上皮がんでは、表面にとどまっている早期のがんの特徴は、白斑や紅斑、粘膜のただれ、違和感、しみるなどの症状があることが多いですが、痛みはあることもないこともあります。早期の口腔がんは診断が難しいことがあります。口腔外科や耳鼻咽喉科などの専門科で、病理組織検査などの精密検査が必要なことがあります。
2週間以上治らない口の中の異常を感じたら、こうした専門科を受診することをお勧めします。

■口腔がんの治療は?
口腔がんの治療は今でも手術(外科切除)が主体です。口腔がんの手術を受ける患者さんの多くは話すことや食事への影響、外見の変化を心配されます。早期発見の早期がんは手術時間、入院期間も短く90%以上が治り、機能障害もわずかです。

■口腔がんの予防は?
口腔がんの代表的な危険因子は、喫煙、飲酒、慢性刺激です。喫煙と飲酒は相乗効果があり、口腔だけでなく、咽頭、喉頭、食道などの上部消化管のがんとも強い関連があります。
慢性刺激は口腔がんに特有の危険因子です。倒れこんだ歯や、むし歯などで尖った歯、合わない義歯は口の中の粘膜を常に傷つけます、慢性刺激が誘因となっている可能性があります。このような機械的刺激は放置せず、歯科医院で治療してもらうことをお勧めします。

■最後に
日ごろから、歯や歯茎の痛みだけでなく、口のなかに異常を感じたら気軽に相談できる、かかりつけ歯科医院を持つことが大切です。
(歯科衛生士だより参照)

お問い合わせ先:保健センター保健予防係
【電話】27-1133

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