文字サイズ
自治体の皆さまへ

島の四季彩 ナギ(イヌマキ科)

4/36

鹿児島県中種子町

漢字表記:梛・竹柏
別名:チカラシバ(力柴)、コゾウナカセ(小僧泣かせ)
分布:本州西部~九州・琉球、台湾
生育地:山地
繁殖法:実生
高さ20mにもなる、雌雄異株の常緑の高木です。葉が楕円形をしているため広葉樹のように思われますが、イチョウやイヌマキ(島名:ヒトツバ)と同じグループの裸子植物です。和名の由来についてはよく分かっていません。別名は、葉脈が細い平行脈のため強靭で、縦方向にちぎることが困難なことによります。花期は晩春~初夏で、前年枝の葉腋に、雄花はイヌマキに似た円柱状のものが3~4個、雌花は短枝上に1~2個着きます。実は球形の果実状の種子で、10月頃粉質を帯びた藍青色に熟します。神社や墓地によく植栽されています。島内では、宝満神社の社殿近くに大きな個体があります。奈良の春日山には立派な純林があり、国の天然記念物になっています。陰樹で耐暑性があります。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU