◆議長 迫田 秀三
あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、輝かしい令和6年の新春をお迎えのことと拝察し、心より新年のお喜びを申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、4月の統一地方選挙において、我が中種子町議会も新人3人を含む12人で新たにスタートをしたところです。その中で不肖ながら私が、第23代の議長として議会の旗振り役を務めさせていただくこととなりました。未熟ではありますが、誠心誠意努めてまいりますので、ご指導のほどよろしくお願いします。
町議会に対しましても、より一層のご理解ご協力をお願いするとともに、さらなるご指導ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願いいたします。
これまで新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な活動が制限されてきましたが、5月に感染法上の分類が5類に引き下げられたことから通常の活動が制限なく実施できるようになりました。しかし、ウイルスが根絶されたわけではありませんし、インフルエンザの流行も予想されています。これまで同様一人一人が基本的な感染対策を心がけることが大事なことと考えます。
一方、ロシア、ウクライナの紛争が続いている中で、中東地域においても新たな紛争が起こっています。こうしたことが日本経済に多大な影響を与え、我が中種子町の町民生活にとっても深刻な問題となっています。特に世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇等により家計の負担が増し、生活への悪影響を及ぼしています。
本町においても肥料、飼料、原油価格等の高騰により大きな影響を受けている農業者を支援するため中種子町農業資材価格等高騰対策支援事業を実施しました。国に対しても物価高騰対策と併せてさらなる支援を強く要望してまいります。
また、ここ数年来続きます自衛隊の演習や訓練につきましては、町民の皆さまのご理解ご協力に深く感謝を申し上げます。
馬毛島における工事も本格的に始まり、町内においても関連施設の整備が始まることが予想されますが、町民生活に支障のないよう防衛省とも協議を進めてまいります。
今後も町民の安心・安全を最優先に自衛隊誘致に取り組んでまいります。
また、再編交付金につきましても町民の声も聞きながら有効な活用を図ってまいります。
少子高齢化の進行が止まらない状況下ではありますが、町は自分たちでつくっていくものであることを強く意識して、自治の基本である「自助」「互助」「公助」を自ら積極的に実践する覚悟が必要だと考えています。
町議会としても、これまで以上に町民の多様な意見を町政に反映させる責務を担うことから、議員一人一人が研鑚に努め資質の向上を図ることはもとより、議会がもっと身近な存在でなければならないと考えます。
本年も全議員が一丸となり、中種子町の豊かなまちづくりの実現と発展に尽くしてまいります。さらなるご支援ご協力を賜りますよう切にお願い申し上げます。
結びに、町民の皆さまのご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして新年のあいさつとさせていただきます。
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