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資料館だより(529号)

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鹿児島県中種子町

■たよりの歴史
資料館だよりの連載は、広報なかたね令和6年4月号をもって、529回目となりました。重複した内容も何度かありましたが、これまで様々な情報を掲載してきました。
その始まり、第1回目の掲載はいつだったか、どのような内容だったか、皆さんは覚えているでしょうか。
資料館だよりの記念すべき初掲載は、昭和54年4月15日発行の広報なかたね4月号でした。題名は「坂元集落の大園遺跡調査」で、昭和53年から54年3月まで発掘調査が実施された大園遺跡の調査結果についての掲載でした。町立歴史民俗資料館建立は昭和53年12月でしたが、恐らく、当時の時事的なトピックだったのだと思います。
大園遺跡は、縄文時代前期から晩期(終わり頃)までと、弥生時代のものと推定される石器や土器のほか、中世の青磁、掘立柱建物跡5軒が発見されたことから、縄文時代から中世にかけて栄えた集落跡であると考えられました。中でも、底面に木の葉の模様がついた弥生土器や、縄文時代終わり頃の貯蔵穴から炭化した木の実が見つかるなど、縄文時代の生活の仕方や弥生時代の土器の作り方の解明につながる大発見となりました。
資料館だよりだけでなく、町の歴史を語る広報なかたねは、町立歴史民俗資料館にも保存されてますので何かお調べになる場合は資料館をお尋ねください。

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