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島の四季彩 キバナノセッコク(ラン科)

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鹿児島県中種子町

漢字表記:黄花の石斛
別名:キバナセッコク
分布:四国と九州の南部・琉球、台湾
生育地:常緑樹の樹幹や岩上に着生
繁殖法:株分け、挿し芽、高芽取り
和名は、セッコクに似、花が黄色であるところに由来します。セッコクは長生蘭(チョウセイラン)とも称し、古典園芸のひとつとして多くの園芸品種があり、本種も稀にこれに含められることもあるようです。島内でもイヌマキなどの幹に着生している状況が散見されます。茎はセッコクに比べて15~40cmとかなり長いため、多くは下垂しています。花期は夏~秋で、先端付近の節からジグザグ状の花序を出し、3~8個の黄緑色の花を着けます。花中央の突き出た唇弁は淡黄緑色で暗紫色の斑紋があります。この仲間は、和名ではセッコク属ですが、デンドロビウム属と言われた方が受け入れやすいかもしれません。世界的には1,000種以上あるそうですが、国内の自生種はキバナノセッコクとセッコクの2種のみです。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

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