文字サイズ
自治体の皆さまへ

資料館だより(532号)

34/52

鹿児島県中種子町

■歴史民俗資料館へ来てみませんか?
皆さんは「中種子町歴史民俗資料館」に行ったことがありますか。私は小学生の時に訪れてから約20年ぶりに行きました。
資料館の中には先人が生活で使用した道具や遺跡などから出土した資料が展示されています。
その中でも、国指定文化財(史跡)の立切遺跡はご存じでしょうか。
立切遺跡は南界校区の本村集落内にあり、後期旧石器時代前半期(約3万5千年前)の落とし穴で、日本最古の落とし穴と言われており、歴史的にも学術的にも非常に重要なものとされています。斧状石器、磨石砥石(すりいしといし)なども多数発見され、令和4年11月10日には国指定文化財となりました。
その遺跡も、現在は、埋め戻され、道路や畑として利用されており、現地で遺跡を目視することはできません。ですが、畑の周りにある「石」や「土塊」に見えるものも、実は「斧状石器」や「土器」である可能性があります。私も実際に見つけることができました。
また、畑で耕運や深耕などの作業時に発見されることもあります。
町内には、見つかっている遺跡が126ケ所あり、このような遺跡に認定されてる場所では、土器などを発見し、先人の暮らしに思いを馳せることができるかもしれません。普段生活している数メートル下に、実は「先人の生活痕跡が眠っている」そう考えてみると面白いと思いませんか。
私たちが生きている「今」も、少し時間が経過すると「昔」です。
資料館には、先人たちの暮らしの資料が展示されています。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
歴史民俗資料館

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU