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島の四季彩 ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ科)

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鹿児島県中種子町

漢字表記:柳葉ルイラ草
別名:ムラサキイセハナビ(紫伊勢花火)、ヤナギバスズムシバナ(柳葉鈴虫花)、ホソバルイラソウ
原産地:メキシコ
栽培適地:日当たりよく、排水良好な場所
茎が4稜形をなし、直立する、高さ60~100mになる多年草です。花は青紫色で、直径5cmほどの漏斗形で縁が5裂しています。島内では冬以外開花し、酷暑期は午後には落花します。花後、長さ約2.5cmの堅い果実が実り、熟すと音を立てて2裂し、種子を飛ばします。日本へは1970年代に沖縄の米軍によって持ち込まれたとされています。温暖な季節に茎を挿せば容易に活着しますし、乾燥状態にも強く、また浅い水中にも生育するなど適応範囲が広く、九州や四国の暖地では雑草化しています。園芸品種では、矮性のもの、花色が紫や白、淡いピンクなどがあります。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

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