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島の四季彩 ベニバナボロギク(キク科)

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鹿児島県中種子町

漢字表記:紅花襤褸菊
別名:ナンヨウシュンギク(南洋春菊)
原産地:アフリカ
生育地:自然が撹乱された場所
茎は直立し、上部で分岐し、高さ30~80cmになる夏緑性の1年草です。アフリカ原産ですが、現在では旧大陸やオーストラリアの温帯~熱帯に広く分布しているようです。山林伐採跡地、山火事の跡、林縁部、荒れ地などの、自然が撹乱されている場所に逸早く出現するパイオニア(先駆)植物のひとつです。植生が安定すると、急に消滅します。このように、パイオニア植物は明るい光には適応できますが、暗い場所では生存できなくなります。
ベニバナボロギの若苗は、台湾や東南アジアで食用とされ、春菊に似た風味があります。
同様な場所に生育する類似種にダンドボロギクがありますが、ベニバナボロギクの花は垂れて下向きに咲き、花冠が朱赤色をし、葉には葉柄があり茎を抱くことはありません。
写真・資料提供:香月茂樹さん(元薬草試験場長)

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