公立病院だより

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■新年・就任のご挨拶
徳永前院長の死去に伴い、急遽院長業務を担うこととなりました。当病院は、常勤医師の不足から、救急受け入れや入院患者数を制限せざるをえない状態が続いており、南種子・中種子両町民にご心配をおかけしております。また、当院にかわり救急業務を担っていただいている種子島医療センターの方々には大変申し訳なく、深く感謝申し上げます。
現在病院の立て直しに向け、両町が人材確保や経営改善を進めており、現場にいる私の使命は、その間診療業務が途絶えることのないよう、医師、看護師、医療助手、事務職員スタッフと共に総力を上げて業務を遂行することにあります。少しでも早く通常業務に戻ることができるよう病院スタッフ一同全力を尽くします。
一方、医師をはじめとする医療者の過酷な労働が社会問題となっています。当直明けの連続勤務や長時間労働は、医療者の心身を害する恐れがあるだけでなく、患者に提供する医療の質にも悪影響を与えることが明らかになっています。さらに、特定の医療スタッフの使命感や責任感に依拠した無謀な病院運営は、そのスタッフがいなくなればたちまち崩壊してしまいます。当病院も今後は組織・チームで運営し、スタッフ間の自由な議論を通じて健全な医療経営を行うことが求められているのだと思います。
病院運営は病院スタッフの努力のみでは上手く行きません。緊急に医療を必要とする患者さんを優先して診察するためには、診療にあたる医療スタッフの余力が不可欠です。町民の皆様には日頃の健康管理をお願いし、市販薬で対応できる軽微な疾患やけがなどについては皆さま方でご対応いただく形で病院運営をサポートいただければ力強い限りです。

■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科の受診を希望される方は、必ず来院前に電話でお問い合わせをお願いします。

※野田先生の診療日　1月6日(月)午後～10日(金)午前・1月20日(月)午前～24日(金)午前
※陣先生の診療日　1月6日(月)～10日(金)
※荒井先生の診療日　1月14日(火)・15日(水)、1月27日(月)～29日(水)
※藤原先生　第2・4金曜日不在
※当番医　1月2日(木)
※休診日　令和6年12月30日(月)～令和7年1月3日(金)まで、1月13日(月)祝日
12月から内科・前田正博先生が常勤医師として着任しました

公立種子島病院　院長　野田　一成
【電話】26-1230