■伊仙町消防団大会 初優勝!!
消防団員が火災現場の最前線で安全に活動するための基礎的な消防操法技術を競う大島支部消防操法大会が令和6年6月30日、面縄港で行われました。伊仙町で開催されるのは1995年以来29年ぶりとなり、奄美群島内12消防団、約140名が参加し消防操法技術を競いました。
チーム編成は各指揮者を含め「ポンプ車の部」5人、「小型ポンプの部」4人ずつで編成され、各地区消防組合職員ら審査員7人が安全性、迅速性、確実性などを基準に厳正に審査されました。
「ポンプ車の部」では伊仙町が優勝、「小型ポンプの部」では2位に入賞し、日ごろの訓練の成果を発揮し、操法大会での優勝は伊仙町としては大会史上初の快挙となりました。
優勝した伊仙町、和泊町は、8月30日に開催される鹿児島県大会への出場権を獲得し、全国大会を目指します。
当日は梅雨明けの夏空の下、海風が吹き抜けるコンディション下で市町村首長や、議員、関係者、家族が見守る中で競技が行われました。
開会式で伊仙町長は、奉仕と献身の精神で、日頃の訓練に励んでいることに敬意を表し「技術の向上や団の団結、そして士気の高揚を図る場というだけでなく、この大会を実施すること自体が、地域住民の方々の安心につながっている」と激励。
来賓のあいさつに続き、伊仙町の明石大平団員が力強く選手宣誓しました。
▽大会結果
《ポンプ車の部》
1位 伊仙町
2位 徳之島町
3位 和泊町
《小型ポンプ車の部》
1位 和泊町
2位 伊仙町
3位 徳之島町
◆消防操法とは
消防機械器具の正しい取り扱いを習得し、消防活動で、安全で確実に、素早く行動できるようにするための訓練です。防火水槽から給水し、火点と呼ばれる出火場所に見立てた的を放水によって倒し、操法の終了報告を行うまでの一連の行動のこと。ポンプ・ホースなどの操作を速く正確に行うとともに、動きの綺麗さを競います。
消防団は、一般の住民である消防団員で構成されている「ボランティアベースの消防組織」であり、消防本部や消防署と同様、消防組織法に基づき、それぞれの市町村に設置される消防機関です。地域における消防防災のリーダーとして、平常時・非常時を問わずその地域に密着し、町民の安全と安心を守るという重要な役割を担っています。
地域の消防団員は「自分たちの地域は自分たちで守る」の精神を持ち、防災という形で伊仙町のために参加し、活動しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>