◆たなか あき
一日の中に四季があり、朝昼晩の折々で違った顔を見せる景色や空気感に心打たれ創作活動が刺激されます。伊佐の日常から得るインスピレーションは図らずも作品に反映され、作品のスタイルが変化してきたなと感じています。
今回は私と織についてお話します。幼少期から手芸が得意で大好きでしたが、物心ついた頃からいつか自分のオリジナルの生地で作品を作りたいという思いが心の片隅にありました。大人になり、そんなことも忘れていましたが、異国の地で偶然日本製の手織り生地を手にとった時、突如あの頃の思いが蘇り、「そうだ、自分の生地を作ろう、作りたい!」と稲妻が走ったことを今でも鮮明に覚えています。当時、ニュージーランド在住で現地の企業に勤めていましたので週末や就業後に独学で機織りを学び習得しました。創作活動をしていると知らなかった自分の一面に気付くことがあります。普段、服装など無難な色や無地を選ぶ傾向ですが、何故か織となると斬新な色や柄の組み合わせやアイデアが浮かび、それを恐れることなく作品で表現することができるのです。織は私の中の普段見えないカラフルな部分を表現する一つの方法なんだなと面白く思っています。
(田中 亜紀)
・8枚綜絖高機(そうこうたかはた)
ジャックルームと呼ばれ、織機にバネと滑車がついていて踏み木を踏むと綜絖枠を引き上げたり下げたりして開口させます。
※詳細は本紙をご覧ください。
◆さかもと しの
情報発信担当の坂元です。あけましておめでとうございます。私は12月で地域おこし協力隊に着任し1年が経ちました。この秋は市の広報係のみなさんと一緒にふるさとCM大賞の制作に携わらせていただきました。「私たちが伝えたい〝伊佐〟はなんだろう?」と皆で考え「〝伊佐は何もない〟ということもあるけれど伊佐には〝ある〟。伊佐のあたたかさが伝わるCMにしたい」という想いで制作しました。結果は12月31日にKKBの特別番組放送(10時~11時30分予定)にて発表。CMが流れる際にはみなさまに楽しく見ていただけたら嬉しい限りです。
「伊佐には〝ある〟」11月、本城コミュニティ主催のウォーキング・ランニング大会に参加した時のことです。初対面の私と一緒に歩いてくださった方々が稲刈り後の農道を眺めながら「田植えの後の緑もいいし、黄金色の田んぼもいいけど、刈り取られた田んぼもいいよね」と、この景色が好きなのだとお話されていました。広い空、1日の間でころころと移り変わる景色、季節の変化、人のあたたかさ、伊佐にはたくさん〝ある〟。訪れる場所、出会う人、お一人おひとりから大切なことにたくさん気づかせていただいた1年でした。
伊佐の素敵な日常をいろいろな人に知っていただけるよう2024年も精一杯がんばります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
(坂元 紫乃)
石田:卒隊を迎える田畑、佐野、石田、西上で、4人のスキルを掛け合わせた卒隊イベントを企画中です!
西上:同期4人の卒隊(4、5、6月)が近づいてきました。みんな伊佐に残る予定ですが卒隊イベント計画中です!
田中(久):執筆を担当した空き家バンクの記事に反応をいただきました。少しでもお力になれた気がしてとても嬉しい出来事でした!
佐野:卒隊に向けて、カフェイベントを企画中です!
田畑:いよいよ卒隊の年となりました。協力隊最後の区切りに、市民のみなさま参加型の革イベントができるよう、いろいろ検討中です。
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