◆伊佐の地産地消を学ぶ
伊佐地区生活研究グループが作成した伝承料理・調理技術集「伊佐・味の四季」から、ホゼまつりに食べたとされる行事食「甘酒とこんにゃく」のレシピを紹介します。
「ホゼまつり」は、秋の収穫を氏神様や田の神様に感謝する豊祭のことで、こんにゃく、赤飯や甘酒等を作りお供えします。
世の中がいかに合理化、近代化、簡素化されても、伝統行事を通して、行事食・郷土料理を再認識したいものです。
◇甘酒
材料:
・もち米…1kg
・米こうじ…400g
作り方:
(1)もち米は洗って少し軟らかめに炊き、人肌ぐらいに冷めたところで米こうじを3回に分けて加え、米粒をつぶさないよう手早く混ぜる(最後は60℃くらいの温度)
(2)(1)を一昼夜おき、翌日、中火でもう一度温める。
(3)(2)をつぼに入れて、冷めてからふたをする。3~7日ぐらいで甘味がでる。
※お好みで、水で薄め温めて飲む(しょうが汁など入れると美味しい)。
※温めるときに沸騰させないこと、発酵しすぎてまずくなる。
◇こんにゃく
材料:
・こんにゃく芋…1kg
・灰汁…600~700cc
・水または煮汁…700~800cc
作り方:
(1)こんにゃく芋は洗い、芽の所をくり抜き、大きく切る。たっぷりの水でやわらかくなるまで煮て、皮を取り除く(ゴム手袋を使用)。
(2)ミキサーに(1)と水(煮汁)を入れつぶす。
(3)(2)をボールにうつし、よくこね、灰汁を加えてまとめ、灰汁をつけながら形を整える。
(4)湯を沸かし、うすめた灰汁を加え(3)を入れて1時間ぐらいゆでる。その後、水につける。
※ゆず、よもぎ等をミキサーにかける時入れて作るのも美味しいです。
問い合わせ:農政課担い手支援係
【電話】内線2243
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