◆知っておきたい!薬との上手なつきあい方
病気になると薬を飲むことが多くなります。薬を飲むときには、どんなことに注意すればよいのでしょうか?
(1)薬の説明書をよく読みましょう
薬には必ず説明書がついています。説明書には正しい使い方、効き目などのほか、副作用や保管上の注意に関することが書かれています。必ず読んでから使用する習慣を身につけましょう。
(2)薬を飲むタイミングを守りましょう
薬はそれぞれ決められたタイミングに飲まないと効果が出ないことや副作用が起きることがあります。必ず決められたタイミングで飲みましょう。
食前:食事の約1時間~30分前
※食直前に内服しないといけない薬もあります。
食後:食後約30分以内
食間:食事の約2時間後
就寝前:就寝する約30分前
頓服:発作時や症状のひどいとき
(3)お薬手帳を活用しましょう
お薬手帳は処方されているすべての薬を記録するための手帳です。お薬手帳を活用することで、副作用の回避や飲み合わせの確認、薬の重複を避けることができます。一冊にまとめることが大切です。
(4)薬が多いかな?と思ったら…
複数の医療機関で同じような効き目の薬が処方されている場合もあります。薬が多いかなと感じた時は、医師や薬剤師に相談しましょう。他院で処方されている薬についても、お薬手帳を活用して伝えるようにしましょう。
(5)副作用かな?と思ったら…
薬を使用して異常を感じたら、すぐに医師や薬剤師に相談してください。薬の種類によっては自己判断で急に中止すると危険なケースもあるので注意が必要です。
特に高齢になると複数の持病をもっている場合もあるため、薬の数が増加しがちです。飲む薬の数が増えると飲み合わせによる副作用を起こす危険度が高まります。また、高齢により肝臓や腎臓の働きが低下することで薬の分解・排泄速度が遅れることがあります。そのため薬の成分が体内に残り、薬が効きすぎて副作用が起こってしまうこともあります。
次のような症状がある場合は注意が必要です。
・ふらつき・転倒
・物忘れ
・うつ症状
・食欲低下 など
伊佐市では、処方されている薬の種類等を記載した通知書を郵送させていただく場合があります。通知書が届いたら、かかりつけの医療機関や薬局へご相談ください。
また、出前講座では薬剤師による薬についての講座もあります。詳しくは市ホームページをご覧ください。
問い合わせ:保健課健康推進係
【電話】23-1311(内線1244)
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