◆アンコンシャス・バイアス
男女共同参画社会の実現を阻む原因の一つに、アンコンシャス・バイアスが存在していることが挙げられます。アンコンシャス・バイアスとは、自分自身が気づいていない「物事の見方や考え方のゆがみ・偏り」のことで、普段の会話や生活にあふれており、次のような例が挙げられます。
(例)
・男性は仕事をして家計を支えるべきだ
・女性には女性らしい感性があるものだ
・女性には女性らしい感性があるものだ
・「親が単身赴任中」と聞くと、母親ではなく、父親を思い浮かべる
・男性がお茶を出すと違和感を覚える
・性別、世代、学歴、職歴などで相手を見ることがある
・DVと聞くと、被害者は女性だと思う
・血液型を聞いて、相手の性格を想像する
このような考え方は、生まれた時から知らず知らずのうちに、周りからの影響を大きく受けて、自分の中に植えつけられていきます。アンコンシャス・バイアスは誰にでもあって、あること自体が問題というわけではありません。何が問題なのかというと、アンコンシャス・バイアスから生まれた言動が人を傷つけたり、自分自身や他人の可能性を狭めたりしてしまうなど、さまざまな影響を与えることです。
これからは性別に関わりなく、個性や能力が尊重され、可能性を伸ばしつつ、それぞれが多様な生き方ができる社会の実現が求められています。
誰もが自分らしく生きることができる新しい社会をつくるために、自分の中にあるアンコンシャス・バイアスの存在に気づきましょう。
問い合わせ:市民課人権啓発・市民相談係
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