◆たなか あき
春の日差しがきらめき、草木は芽吹き、道端の可憐でカラフルな野花を探しながら散歩をするのが楽しみな陽気になりました。自然が創り出す色彩にはいつも驚くばかりで、このお花の色の糸で生地を織ったら素敵だろうなぁなどとインスピレーションが降りてきます。
今回は一枚の生地を織るための一番初めの行程である「設計」についてお話します。織でいう設計とは、(1)織りたいサイズ(2)織柄(3)使う糸の計画を立て、糸の計算をすることをさします。この3点の情報に加えて、洗った時の縮み率、織縮(引き込み)、たて糸のテンションや糸つぎ、房の有無情報を加えて計算し、必要なたて糸の本数と長を導き出します。たて糸の本数を割り出すには1インチに何本どりができるのかという数値が必要になるのですが、ここで多く見積もってしまうと目が詰まった固い生地になったり、反対に少ないと目が粗い織地となってしまいます。出来上がりの風合いや質感、見栄えにも大きく影響するので「求める生地」が織りあがるよう慎重に行いますが、何より経験や勘が物をいうと実感しています。設計の次はたて糸の準備になりますが、実際に織り始めるにはまだまだ行程が続きます…。
(田中 亜紀)
◆さかもと しの
みなさまこんにちは!情報発信担当の坂元です。毎月こちらの「広報いさ」に掲載している絵日記「いさつれづれ」の連載が1年経ち、今回で連載14回目となりました。
「いつも読んでいます」と声をかけていただくこともあり、毎月読んでいただきとても嬉しいです。ありがとうございます!
「いさつれづれ」に関して質問をいただくことがあります。特に多い質問が「ネタ帳はあるのですか?毎月描いているとネタに困ることはありませんか?」というものです。
「いさつれづれ」にネタ帳はありません。その時に自分の中でピン!ときたことを描いています。来月はこの内容かな?と思って描き進めていても、締切直前で「やっぱり違うな」と思い、2日ほどで全く違う内容を描くこともあります。これも描きたかった…という場合がほとんどで「いさつれづれ」という形になっているのは描きたいことの3~4割ほど、ネタに困ることは今のところありません。
伊佐の毎日は発見が溢れており、絵に描いて思い出に残しておきたいことはどんどん増えています。絵日記を描くこと自体が私の日常生活に溶け込んでおり、その時々の心境がよく出ているものでもあります。これからも楽しみながら描いていきますので、「いさつれづれ」をどうぞよろしくお願いいたします。
(坂元 紫乃)
佐野:卒隊に向けて住居・工房改装ラストスパートです
田畑:協力隊として最後の月となります。伊佐市で無事独立できるよう、就職や靴工房の準備を進めていきます。
田中(久):3月3日の川内川SUP大会でテントサウナを張りました。
体験された人は、想像以上にしっかりと温かいことに驚かれていました!
石田:「令和6年度伊佐市結婚新生活支援事業補助金」のチラシ(本紙25ページ)をデザインしました。補助金名は漢字が多く読みづらいですので、コピーやイラストの方を大きく使って分かりやすく表現しています。
西上:5月2、3日に人形劇を行います。23ページをご覧くださいませ!
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